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毒闇悪魔と支援BIS④

赤石小説 毒闇悪魔と支援BIS
最初から読みたい人は こちらの①
ひとつ前の話は こちらの③


毒闇悪魔と支援BIS④

 とっさに振りほどくと勢いのままに彼女を後方へ突き飛ばした。
手加減などする余裕はまったく無い。
「キャッ!」
彼女はどっと地面にしりもちをつく。
「い、痛ぁ・・・」
腰をしたたかに打ったようで、うずくまってしまった。
「大丈夫ですか?!」
すぐさまフルヒーリングを放つ。

Σ ハッ 違っ!

怪我人を前に脊髄反射で回復している場合か。
うめくように悪魔さんは言う。
「BISさん・・・・ヒドすぎる・・・;;」
「ちょっと待ってよ、俺が悪いのか?!」
「女の子突き飛ばすなんて・・・。」
涙目で訴える悪魔さん。
いや、納得いかない。
「感謝をしただけなのに・・・。」
「あれが感謝なわけですか。」
「え、違うんですか?」
「違うといわれれば・・・うーん、何と言うか。」
「ギルマスにはいつもそうしなさいと言われているので。」
「は???」
「感謝の気持ちは言葉だけではいけない。行動でも表せと。」
なんだそのギルマスは。ギルメンに何仕込んでんだ。
「喜びの表現にハグはあると思いますが、それを全ての人が受け入れるかというと違うのでは。」
「ホモなの?」
「なんでそういう発想になるかな!」
カッとなって鞄を床に叩きつけた。
衝撃で中から花びらが舞い散った。先ほど彼女が詰めた花束だ。
「ブラザーにそういう人たちがいるのは否定しない。でもそういうことじゃないだろう!」
「どうしてそんなに怒るの。」
確かにそうだ。どうして俺はこんなにムキになっているのだろう。
「男の人はとっても喜ぶよって教えてもらったのに。」
「だから、全部が全部そういう男ばかりでは。」

「・・・私のこと」
彼女の目に涙が溢れた。
「そんなに・・・キラいなの・・・。」
両手で顔を覆った。
「っちょ」
思わず駆け寄る。肝が冷えた。
「そんな、泣かなくても。」
そばに来たものの、どうしていいか分からない。
悪魔さんは何も言わず顔を隠したまま、イヤイヤという仕草をする。
「ごめんなさい。突き飛ばしたのは悪かった。」
ぐるぐる頭で逡巡する。
なんだこの罪悪感は。
なんで俺謝ってんだろう?
小さく震える声が聞こえる。
「だってすごく怒るんだもん・・・」
「悪かったってば。」
「そんなに嫌がられるなんて・・・」
ひくっとしゃくりあげる。
「そういうわけじゃ。」
「嫌だからあんな怒ったんでしょ。」
「突然のことで驚いたというのが正直なところです。」
自然に彼女の頭を撫でていた。
艶やかな少しウェイブのかかった赤毛に手を置いて。
「事前に言えばいいわけなの?」
「う・・・。ですから。」
彼女の髪に手櫛を入れるように撫でながら、ゆっくりと冷静になってきた。
「お礼とかそういうことを期待して助けたわけじゃないんです。聖職者として傷ついた人を見過ごすわけにはいきません。そういう気持ちでいる人に、無理に見返りを押し付けるのも迷惑ではないでしょうか。」
うまく言えたと思ったのに、彼女はビクリと肩を震わせ私に背を向けた。
「つまり」
嫌な予感がした。
「私のしたことは迷惑だったのね。」
堂々巡りだ!
「あなたのありがとうの言葉で十分だったんです。ちゃんとそれだけで感謝の気持ちは伝わってますよ。」

彼女は身動きせず、何も言ってくれない。
沈黙が重かった。
鼻をすする音が聞こえた。
どう言ったら泣き止んでもらえるのか見当もつかない。
どうすれば。
「じゃ、じゃあ逆に」
口に出すのにかなり勇気が必要だった。
「私がお礼を受け取れば気が済むわけですか。」
「いいの?!」
言うやいなや振り返った悪魔さんが体ごとぶつかってきた。
体当たりを喰らわされ、今度は私が真後ろに倒れる番だった。
上半身にタックルされたため、受身がうまくとれず後頭部を石畳に打って目上に星が散った。
そして私は目を疑った。
マウントポジションをとった悪魔さんの、にこにこした顔に見下ろされている。
「って、泣いてないじゃないか!!」
「えへへー^^」
ペロリと赤い舌を出した。
「騙したなーーー!」
ガンガンと頭の痛みが広がった。
下手な動きがとれない。彼女の上体が今にも触れそうな位置に覆いかぶさっている。
こんなに無茶苦茶に扱われて、まだ強気に彼女を振り払うこともできなかった。
彼女が微笑むたび、なぜか心がじくじくと脅かされる。
嘘泣きされて悔しいというよりも。
なんて性悪女だと思えば思うほど。
この濃い悲しみにも似た不快な混乱はなんだ。
「だって、恥ずかしかったもん。裸見られて。」
「だからワザとじゃないと。」
「BISさんの恥ずかしがってるとこたくさん見れたー^^」
「なん・・・だと・・・。」
「普段取り澄まして頼りになる人がテンパってるとこって、面白くって。」


「やっぱりからかっていたんだな。」
気持ちが一気にしぼんだ代わりに、静かな怒りに満たされた。
雰囲気を察して悪魔さんは笑いを引っ込めた。
「本気で心配したんだぞ。」
「あ、ごめんなさい、言い過ぎた。」
「さぞ面白かったろうな。」
体を起こすと、彼女も合わせて私の体から降りた。
「感謝したっていうのは、ホントなの。何か恩返ししたくて。」
「嘘泣きしながら心で笑ってたんだろう。俺があわてるところを。」
「気分悪い思いさせてごめんなさい。」
「ビショップの修行中の身。長く苦しい禁欲生活を送っている身になんと残酷なことを。」
彼女の顔が青ざめた。
「それとも、だ。」
起き上がった俺は彼女の両手首を掴んだ。
「痛っ」
もがこうとしても、本気の男の力に逆らえるわけがない。
彼女の華奢な二つの手首は俺の片手ひとつに易々と収まり、捕まえられている。
形勢逆転。
彼女の顔に怯えが浮かぶ。
今度は俺がせせら笑った。
「この地上界では仮の姿。かつて天上界に身を置く立場でありながら、その罪深い欲望に翼を折られた堕天使の、遠い記憶は完全に消滅したわけではない。」
瞬時に変身した俺は盾を手放し、光の十字架を胸の中心に下げた。
それを見てビクリと悪魔さんは後ずさった。
力任せに腕を引き、彼女の目の前に血の付いた翼をもたげた。
「俺に襲って欲しいと、そういうことか?」



⑤へ つづく

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現在みなぎりは倉庫キャラに近く・・・。
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RedStone 11.03.10[03]
攻城で紋章を守るため誕生したみなぎりの妹分、闘士の満凪(みなぎ) 乳レンジャイの一員。

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